【映画「アルプススタンドのはしの方」を観てきました】

【映画「アルプススタンドのはしの方」を観てきました】

周りでメチャメチャに評判が良いので、事前情報を余り入れずに
シネマスコーレにて鑑賞してきました。結論から言うと評判どおりメチャメチャ面白かったです。

あらすじ

高校野球の応援に来ているがルールも知らない2人の演劇部員・安田と田宮。そこに遅れてやってきた元野球部・藤野。そしてぽつんと一人、帰宅部の成績優秀女子・宮下。安田と田宮は、訳あってお互い妙に気を遣っている。宮下は、吹奏楽部部長に成績で学年一位の座を明け渡してしまったばかりだ。時折やって来てはひたすら応援で声を出せという英語教師の厚木先生に3人が辟易としている。やがて、それぞれの想いを抱えたまま、格上チーム相手で戦況不利な野球の試合が終盤に1点を争うスリリングな展開へと突入してゆくが…。

フィルマークスより
https://filmarks.com/movies/85004

監督:城定秀雄さんとは?

まったく知らなかったので調べてみました。

城定 秀夫(じょうじょう ひでお )

1975年9月2日、東京都八王子市に生まれる。武蔵野美術大学在学中より8ミリ映画を制作。同大学を卒業したのち、ピンク映画やオリジナルビデオで助監督を務めた。2003年、『味見したい人妻たち』で映画監督デビュー。同作品で2003年度ピンク大賞の新人監督賞を受賞した。その後、『デコトラ・ギャル 奈美』や『静かなるドン 新章』、『18倫』などの作品を手がけている[2]。2010年に開催された『城定秀夫特集上映~その男JOJOにつき~』では、代表作16本が上映された。

2019年、2020年には劇場公開されていないオリジナルビデオ作品を中心に『秋の城定祭り2019 in ポレポレ東中野』、『冬の城定祭り2020 in シネマスコーレ~(約)2日撮りの世界~』とそれぞれ題して各劇場で特集上映された。

2017年、2019年と監督作がピンク大賞作品賞を受賞。

ウィキペディアより

とにかくモノ凄い数の本数を撮っている監督さんで、既に100本を超えているとのこと。2003年監督デビューなのでキャリア17年。年間4-5本撮影している計算です。スゲー。

そしてR18のピンク映画中心なので、作品をピックアップするとなかなか刺激的な画像が並びます。

ピンク映画の他にも、ホラー、青春モノ、スポ根、ヤクザモノまで幅広いジャンルを手掛けているようです。さらに、ほとんどの作品の脚本と編集もご自身で手掛けているとのこと。それで年間4-5本!ってビビります。一般作で有名なところだと「静かなるドン 新章vol.1,2」という感じでしょうか。

キャスト

有名な俳優さんは出演していません。ちなみに自分は誰も知らなかったので、こちらも調査。

小野梨奈

左から2番目:演劇部/安田あすは役。フラーム所属の女優さん。2018年のドラマ「中学聖日記」で有村架純さんが演じる主人公の恋敵役で出演。

平井亜門

一番左:元野球部/藤野不二夫役。特に知っている作品に出演していませんが、GReeeeNさんなどのMVに多数出演しているようです。

西本まりん

右から2番目:演劇部/田宮ひかる役。こちらも「中学聖日記」にご出演とのこと。

中村守里

一番右。帰宅部/宮下恵役。2017年「ラストアイドル」の正式メンバーへの挑戦バトルに参戦し、破れた結果、派生ユニットのメンバーとしてデビューしているようです。

感想

野球場のスタンド席で高校生が喋っているだけという
ワンシュチュエーションでここまで面白くなってるのがスゴイ!
特にクライマックスに向けて
野球シーンは一切映してないのにも関わらず
野球の映像がリアルに浮かんできて、一緒に応援したくなります。

そして75分という短い尺で、登場人物のいろいろな青春を
ちゃんと描いていて、こちらも結構胸熱展開。
中高生の時に観たらスゲー共感できるんだろうな〜
と思ったり。
枯れたオッさん故に何事も「しょうがない」で
片付けてしまうのをちょっと反省したくなる元気の出る映画。

上映館少ないですが、夏の間に劇場で是非。