プレオープン中の噂のホテル「松本十帖・松本本箱」に行ってきました

プレオープン中の噂のホテル「松本十帖・松本本箱」に行ってきました

夏休みに長野県の奥志賀〜上高地に旅行に行ってきました。例年、夏の旅行は避暑目的なので、スキーリゾートの夏プランで涼しくゆったりする感じなのですが、今回は、松本に新しくオープンした

松本十帖 松本本箱

が気になる!ということで家族3人で宿泊してきました。

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エリアリノベーションプロジェクト「松本十帖」

松本市中心部から、ほど近い浅間温泉。これまで全然知らなかったのですが歴史ある有名な温泉街らしいですね。

松本十帖は創業330年余の老舗旅館「小柳」の再生をするとともに、街に点在する100軒以上の空き家を一部を改修するエリアリノベーションプロジェクト。

全部のオープンは、2020年秋以降で、現在先行して「松本本箱」がプレオープンしている状況。「松本本箱」は雑誌「自遊人」を発行する自遊人が、箱根のブックホテル「箱根本箱」の姉妹館として本と過ごす時間をテーマにリノベーションされたホテル。

松本本箱外観
こちらがプレオープン中の「松本本箱」外観。
工事中の「Hotel 自遊人」外観
敷地東側の「Hotel 自遊人」は2020.8.11現在絶賛工事中。

チェックインは専用駐車場横の別棟「おやきとコーヒー」にて

宿泊直前の案内メールで

レセプション(チェックイン)は松本十帖専用駐車場横にございます。
場所は下記の住所をご参考ください。
住所:松本市浅間温泉3丁目15-17
(map: https://goo.gl/maps/igNCvsG765etk8Qg9)

と案内が来ていたため、グーグルMAPをクリックしてみると

「睦の湯」って出てくるのはリノベーション前の施設名称でしょうか。合っているのか、ちょっと不安になりながらも、ナビ通りに進むと、ちゃんとありました。

レセプション(チェックイン)棟「おやきとコーヒー by artless craft tea & coffee」
レセプション(チェックイン)棟「おやきとコーヒー by artless craft tea & coffee」の外観

駐車場に車を乗り入れると、スタッフの方が宿泊かどうかを聞きに来てくれ、荷物を運び出してもらえます。天気が良かったから、特に困らなかったけど雨とか降ってたら、なかなか大変そう。

建物に案内されると、1Fでドリンクの選択と長野名物「おやき」の味を選択。その後2階でチェックインの手続き。

レセプション棟の2階
レセプション棟2階はこんな感じ。
デザイナーズ物件らしくスタルクのフロアランプ
熱々の「おやき」

この「おやき」モチモチ皮で、かなり美味いです。今までサービスエリアなどで微妙な味のモノしか食べた事がなかったため、コレを食べておやきに対する印象が変わりました。そして結構ボリューミーなので、夕食を早めの時間に設定している方は要注意です。

コーヒーを飲んで、ゆっくりした後、ホテルに移動。徒歩3分ほどとのことですが、坂道なのと酷暑のためメルセデスのVクラスで送って貰いました。(写真撮り忘れましたが、運転手さんもポークパイハットを被ってオシャレなお爺さまでした)

「松本本箱」ホテル1階はブックストアとレストラン

渋い緑色の暖簾をくぐるとエントランス

1階ブックストアは、宿泊以外の一般のお客さんも入れるオープンスペースのため、温泉旅館のようなお出迎え的なものは無し。カウンターで宿泊の旨を伝えると、簡単にブックストアの使い方を案内してくれました。

  • ブックストア、レストラン内は浴衣、雪駄OK。
  • 客室のタンブラー持ち込みでエスプレッソマシンのドリンクはフリー。
  • ブックストア内では本は自由に読めるが、部屋に持ち込む際は本の「購入」が必要

その後、ブックストア内を探索。

土足OKの回廊側は雑誌中心のラインナップ
縁側の軒先には「BKFチェア」
土間とカーペット切り替え部分で靴を脱いで奥に更にブックストアが広がります。
テーマごとに様々なジャンルの本がセレクト。今はコロナ禍のこの時代をどう生きるか?的な内容でコーナーが作られています。
階段を登って2階へ。吹き抜け部分の棚は飾り本棚という感じ。
もともと大浴場の脱衣所をリノベーションした空間。洗面台が残されています。
「オトナ本箱」の暖簾をくぐると
浴槽が残された空間に壁一面の本棚。天井は鏡張りなので実際は半分ですが。。本は写真集やファッション関連の本、洋書などが中心でカッコ良い本棚。
本棚の下には、かつての洗い場の水栓がそのまま残されています。
この辺は写真映えするスポット
2階には本棚の奥に集中して読書できる「おこもりスペース」も。
電源コンセントも2口ついています。
1階から下がって地下に続く階段を降りると
こちらは「こども本箱」
迷路のように置かれた本棚。オトナは頭を打たないよう注意。
迷路的な本棚を抜けた奥には浴槽を活かしたボールプールが!
小さいお子さんは大喜びしそうな空間。

「松本十帖 松本本箱」客室は全室源泉かけ流しの露天風呂付き。

フロントカウンター奥のエレベーターから客室へ。

エレベーター内に館内の案内が簡単に表示。ちなみに、ここにしか表示されていません。
内廊下は、かなり照度が落とされたオトナ空間。
部屋のカギはQRコード読み取りという珍しい形式。左の部屋番号の下が読み取り機です。
今回、宿泊したのは106平米のテラススイート。
シンクとIHクッキングヒーターがついたキッチンカウンター。
部屋の露天風呂。浴槽は狭いです。源泉かけ流しで気持ち良し。
トイレの扉は壁と同材の石貼りで隠し扉風。左に見えるのは業務用エアコン目隠しのルーバー。
季節が良ければ気持ちよさそうなルーフバルコニー(テラス)ここにもスタルクの椅子
これが部屋に備え付けのタンブラー。1Fでコーヒーが飲めます。
エコだけど持っていくのは存外面倒だったり。
アメニティ類は、廊下から自分で持ってくるスタイル。
サービスのりんごジュース美味しいです。

廊下が暗すぎて、ちょっと怖いのと、歯ブラシなどのアメニティから、浴衣に至るまで、各階廊下のアメニティコーナーに取りに来なくてはいけないシステムになっているのは要注意。部屋に入って、さっそく「ひとっ風呂」浴びて、浴衣を部屋中探し回る・・・なんて事にならないようにご注意ください。

また、館内のご案内や、フロントへの電話、WiFiパスワードなどは、全てタブレットの中の「matsumoto jujoアプリ」内に記載されています。部屋中、浴衣を探して、フロントに聞こうと思って、また部屋中電話を探す。。。というカッコ悪い事にならないようご注意ください。コレは、かなり分かりづらいのでチェックイン時に教えてくれるか(話を聞いていなかっただけかもしれませんが)、部屋にちょっとでも良いので書いておいて欲しいかも。

「松本十帖 松本本箱」夕食は1Fレストランスペースで。結構ボリューミーな内容。

1Fレストランスペース。我が家は奥の半個室でしたが、
2人連れとかだとオープンスペースに通されるかも。
おしぼりも洒落ています。
付け出し類が薪の上に乗ってきます。
前菜その1の信州野菜のサラダ。
前菜その2のカポナータ、山賊焼、夏野菜
メインの焼き物は信州ポークの肩ロース。+4000円で信州プレミアム牛に変更可能。
ご飯モノは焼とうもろこしのフライパンごはん。
イチゴのデザート。

夕食は1Fのレストランスペース「365+2」にて。お酒メニューは高級宿の割には充実していないので要注意。セルフの飲み放題で松本十帖オリジナル樽生シードル&生ビールが+2000円なので量を飲みたい方には良いかもですが、単品のボトルシャンパンやワイン類は種類少なめです。ノンアル類はセルフで、りんごジュースや薬膳茶、デトックスウォーターとかがあります。

食事は品数少なそうに見えますが、ボリューミーで満腹になります。事前の食べ過ぎにはご注意ください。

「松本十帖・松本本箱」朝食は部屋へのデリバリーか、レストラン食の選択制。

部屋食を選択すると、お弁当(お重)スタイルで運ばれてきます。
サラダ、卵料理、スープ、パン、ヨーグルト。のオーソドックスな朝食メニュー。

朝食は折角のスイートなので部屋食を選択してみました。お洒落な木箱のお重でのお弁当スタイル。メニューはサラダ、卵料理、野菜スープ、ヨーグルト、コーヒーの王道朝食メニューでした。

本オープン後に、ちゃんと来てみたい「松本十帖」

今回泊まった松本本箱のほか、秋には、大正時代に建てられた土蔵を醸造所に改修し、りんごのハードサイダーを醸造する「信州発酵研究所」や空き家となっていた長屋をリノベーションしたブックカフェ、小柳の従業員寮だったアパートを改装して地域の若手事業者をテナントとして募集する複合施設「クラフトショップ & プレスクール」などが開業されるらしいので本オープン後に、ゆっくり滞在してみたい宿でした。

宿泊プラン詳細は松本十帖 松本本箱をご参照ください。