劇場版公開直前! 『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が楽しみ過ぎるのでアニメ各話と前作映画を振り返り。

劇場版公開直前! 『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が楽しみ過ぎるのでアニメ各話と前作映画を振り返り。

40代のオッサンが、最近観たアニメの中で最も泣いたTVアニメシリーズ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」その映画版第2弾の『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が、2度の公開日延期を経て、ついに今週末9/18(金)より公開となります。楽しみ過ぎるので、アニメシリーズ全話と、劇場版第1弾の『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 -』を振り返ってみました。完全ネタバレですので、未見の方はウィキペディア引用のあらすじ部分は読まないことを推奨します。

TVアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

5分でわかるアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」第1回
5分でわかるアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」第2回
5分でわかるアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」第3回

コロナ禍に突入した際に、ネットフリックスおすすめベスト10で2位に選んだ際にまとめたコメント

おすすめのサムネイル動画の美しさでついつい観始めたら、もうボロ泣きです。1話完結のお話で30分の短編ですが、ちゃんと物語が完結してスゲー泣けます。そして最後まで観ると、それぞれのストーリーに感情移入し過ぎて大号泣です。アニメだからと食わず嫌いで観ていない人にこそオススメしたい作品です。

第1話 「愛してる」と自動手記人形

戦争で両腕を失い、義手をつけて入院しているヴァイオレットは、ギルベルト少佐のもとでの戦線復帰を望んでいた。ホッジンズは彼女を退院させ、ギルベルトの親戚のエヴァーガーデン家に預ける。だがヴァイオレットはこれを拒否。ホッジンズはヴァイオレットを自分が経営する郵便社に住み込みで働かせることにする。そこで自動手記人形(ドール)の代筆を見たヴァイオレットは、少佐が残した「愛してる」の意味を知るため、同じ仕事がしたいと申し出る。

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初回観た時は、絵はものすごいキレイだけど、自動手記人形(ドール)って何?、回想シーンが、やたら多いけど全然、話についていけないぞ。。というくらいの感想。

第2話 「戻って来ない」

ヴァイオレットはカトレアの指導でタイプライターを習得し、翌日から代筆を見学するが、彼女の留守中に依頼の引き受けをためらうエリカに代わり、恋文を代筆してしまう。本音だけ書かれた恋文で失恋したと依頼者に怒鳴り込まれ、アイリスはホッジンズにヴァイオレットを辞めさせるよう進言する。だが、エリカはヴァイオレットを庇い、カトレアはドールの育成講座に通うことを勧める。

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この話のラストの方で自動手記人形(ドール)とは、博士が盲目の妻のため作ったタイプライター(自動手記人形)が後に代筆の職業名になったということが語られます。なんだ、皆さん人間だったんですね。全員ロボットなんじゃないか?とか思っていました。あと、少佐がどんな人だったのかなど、1話の回想シーンを補足するような形で過去が徐々に明らかになっていきます。

第3話 「あなたが、良き自動手記人形になりますように」

ドールの育成学校に入ったヴァイオレットは学課で優秀な成績を修めるが、同じクラスのルクリアの手紙を代筆する授業では教官ローダンセから酷評され、落第する。ルクリアから酒浸りの兄スペンサーへの複雑な思いを打ち明けられたヴァイオレットは、ルクリアの感謝の気持ちを短い手紙に綴り、スペンサーに渡す。ルクリアから手紙を見せられたローダンセはこれを評価し、ヴァイオレットに卒業のブローチを授与する。

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人の感情が汲み取れないヴァイオレットちゃんが、友人兄妹のやり取りを通じて、言葉の中から伝えたい本当の心をすくい上げることを覚えていく、わかりやすいけどイイお話でした。

第4話 「君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」

アイリスは故郷カザリから初めて出張依頼を受けるが、手を怪我したため、ヴァイオレットと共に帰郷する。依頼者はアイリスの両親で、依頼は娘の結婚相手を探す誕生パーティーの招待状だった。パーティー当日にかつて自分を振ったエイモンを見たアイリスは激怒するも反省し、招待客への詫び状をヴァイオレットに依頼するが、彼女からは両親への感謝の手紙を書くことを勧められる。手紙で両親と和解したアイリスは、ヴァイオレットと共にライデンへ戻る。

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同僚のアイリスちゃん回。中盤まで割とグダグダな展開ですが、アイリスちゃんの両親への手紙が泣けます。ラストでヴァイオレットちゃんの名前の由来も明らかになります。

第5話 「人を結ぶ手紙を書くのか?」

ヴァイオレットはドロッセル王国に出張し、シャルロッテ王女の政略結婚の相手であるダミアン王子との公開恋文を代筆する。シャルロッテにダミアンが初恋の相手であることや彼の本当の気持ちが知りたいと告白され、ヴァイオレットはダミアンのドールと話をつけてシャルロッテとダミアンに自筆の恋文をやり取りさせる。やがて、シャルロッテは月下の庭園にてダミアンから求婚される。結婚式の日、ヴァイオレットはダミアンに雇われていたカトレアと共にライデンへ戻る。ライデン港に着いたヴァイオレットはディートフリートに再会。ヴァイオレットを憎むディートフリートは「多くの命を奪ったその手で人を結ぶ手紙を書くのか」と吐き捨てる。

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政略結婚の公開恋文を代筆するという重要なお仕事を、いきなり任せて大丈夫かと思いきやヴァイオレットちゃんは、すっかり手紙を書く能力が爆上がりしている様子。シャルロッテ王女と家政婦長さんとのやり取りが泣けるイイお話。

第6話 「どこかの星空の下で」

天文台にドールが集められ、大量の写本の作業が始まる。写本係のリオンはドールを嫌っていたが、一緒に組んだヴァイオレットの仕事ぶりに驚く。リオンはヴァイオレットを彗星の観察に誘い、お互いの身の上を打ち明け合う。やがて、作業が終わって天文台を去るヴァイオレットに、リオンは父と同じ文献蒐集の旅に出る決意を語る。

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星空がもの凄いキレイな回です。このお話で、愛のいろいろな形と「寂しい」という感情を知るヴァイオレットちゃんです。

第7話 「                        」

ヴァイオレットは酒浸りの戯曲家オスカーのもとへ出張し、新作の戯曲を代筆する。娘を失った悲しみから立ち直れなかったオスカーは、ヴァイオレットの協力で戯曲を書き上げる。ヴァイオレットは兵士だった当時を振り返り、初めて罪悪感にかられる。ライデンに戻ったヴァイオレットはエヴァーガーデン夫人と再会し、ギルベルトがすでに亡くなっていたことを知ってショックを受ける。

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作家オスカーさんの亡くなった娘さんとの思い出が泣ける回。個人的には娘を亡くした親目線で一番泣けたかも(娘も居ませんし、子供を亡くした経験もないですが)。ラストに少佐は亡くなっている事をヴァイオレットちゃんが知るという話がブチ込まれ、8話に続いていきます。

第8話 ※タイトル無し

ヴァイオレットはギルベルトの屋敷を訪ねるが、案内されたのは彼の墓だった。4年前、名無しの孤児だったヴァイオレットはギルベルトに引きとられ、読み書きや報告書の書き方を教わり、名前を与えられる。ヴァイオレットはギルベルトに強い忠誠心を持つようになり、軍に入ってギルベルトと戦場に赴く。武器として多くの兵士を殺害し、軍の作戦に貢献するが、インテンスの総本部の要塞攻略直後、ヴァイオレットの目の前でギルベルトは銃撃される。

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1話完結といいながら、この回と次の9話は、ほぼ連続もの。回想シーンがメインで、ヴァイオレットちゃんの過去が全て明らかになります。

第9話 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」

敵軍は撤退する前に総本部を砲撃。この時ヴァイオレットは両腕を失い、少佐は「愛してる」の言葉を残し生死不明になった。ホッジンズは総本部跡地で少佐を探すヴァイオレットを郵便社に連れ帰る。少佐の死の衝撃と殺戮に手を染めてきた罪悪感にさいなまれるヴァイオレットは部屋に閉じこもってしまうが、アイリスとエリカから届いた励ましの手紙を読む。翌日ヴァイオレットは仕事に復帰。生きていてよいのかとヴァイオレットに問われたホッジンズは、過去は消えないが、ドールとしてやってきたことも消えないと励ます。

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ヴァイオレットちゃんが、過去と向き合い苦悩し、手紙=自分の仕事の大切さを知り、新たな一歩を踏み出すというここまでの伏線を回収。最終回のような盛り上がりを見せるお話です。ラストのこれまでの回想シーンとホッジンズ社長の言葉が泣けます。

第10話 「愛する人は ずっと見守っている」

病気の母・クラーラと暮らすアンのもとを、ヴァイオレットが訪れる。アンそっちのけでクラーラの代筆を務めるヴァイオレットをアンは不審に思うが、徐々にヴァイオレットを慕うようになる。ヴァイオレットが代筆していたのは、クラーラの死後にアンの誕生日に届けられる50年分の手紙だった。仕事を終えて郵便社に帰ってきたヴァイオレットはこらえていた涙を溢れさせ、アンは50年間にわたってクラーラの愛を知る。

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神回と評判の第10話。母と娘のエピソードも泣けますが、ラストのヴァイオレットちゃんの号泣が特に泣けます。

第11話 「もう、誰も死なせたくない」

内戦が続くメナス基地から代筆依頼があり、現地の危険さを懸念したホッジンズは断ろうとするが、ヴァイオレットは現地に赴き、依頼者のエイダンを見つける。瀕死の重傷を負っていたエイダンは両親と幼馴染のマリアへの手紙を口述し、息絶える。やがて、ヴァイオレットからエイダンの手紙を手渡された彼の両親とマリアは泣きながら礼を述べ、ヴァイオレットもエイダンの命までは救えなかった自分の非力さに涙する。

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戦場の切ないお話。人が死んじゃう話なので、どうしても泣けてしまいます。そして、ここまでのヴァイオレットちゃんの成長ぶりを思うと10話も含めて泣けてきます。

第12話 ※タイトル無し

ライデンシャフトリヒとガルダリク帝国が和平を結び、条約文書を代筆するカトレアと護衛のベネディクトは大陸縦断鉄道に乗っていた。帰りの飛行機から和平反対派の動きを知ったヴァイオレットは汽車に乗り込み、遭遇したディートフリートに嫌悪される。殺人を拒否したヴァイオレットは汽車の屋根にて和平反対派と格闘し、ディートフリートを銃弾から庇う。

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最終話につなぐためのお話。11話に続いて戦争の傷跡を思い起こさせるバトルシーン中心の戦闘人形エピソードです。

第13話 自動手記人形と「愛してる」

ヴァイオレットが義手を犠牲にして橋に仕掛けられた爆弾を外し、鉄道破壊を阻止したことによって和平条約は無事に調印され、平和が戻る。飛行機で空から手紙が飛ばされる航空祭が行われることになり、郵便社の面々もそれぞれ手紙を書く。新たな義手を装着したヴァイオレットは初めてギルベルト宛てに手紙を書き、「愛してるが少しわかるのです」と結ぶ。

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航空祭での、空に舞う手紙のシーンの美しさと、音楽、少佐への手紙の語りが相まって大号泣の最終話でした。

Extra Episode 「きっと”愛”を知る日が来るのだろう」

第4話と第5話の間に位置する数か月間に起きた物語を描いた特別番外編。歌姫・イルマの恋文執筆を依頼されたヴァイオレットは、様々な文学を読んで恋文の腕を上げていくがイルマからは没にされてしまう。それが単なる恋文ではなく現代を舞台とした新作オペラの歌詞であること、依頼がローダンセの推薦で任されたものだと知ったヴァイオレットは郵便社の仲間たちと協力し、戦災で届かなかった多くの手紙の言葉に触れて、歌詞を書き上げた。

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全話観た後に見る、番外編のエピソード。ヴァイオレットちゃんが成長途中なので、懐かしく微笑ましく感じます。これもイイお話です。

劇場アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 -』

……大切なものを守るのと引き換えに僕は、僕の未来を売り払ったんだ。
良家の子女のみが通うことを許される女学園。
父親と「契約」を交わしたイザベラ・ヨークにとって、白椿が咲き誇る美しいこの場所は牢獄そのもので……。
未来への希望や期待を失っていたイザベラの前に現れたのは、教育係として雇われたヴァイオレット・エヴァーガーデンだった。

フィルマークス

アニメ本編の細かいエピソードを、ちょっとしたセリフや表情、回想シーンで盛り込んでくる演出は反則技的で、作り手の狙い通りまんまと泣かされてちょっと悔しい。ただし、この辺りは、映画本編を邪魔しない塩梅で、さりげなく盛り込まれているため、映画だけ観た人は、薄っぺらいお涙頂戴バナシに見えてしまうかもしれません。

入場特典としてランダム配布した数量限定の4種の書き下ろし短編小説冊子は入手困難で、今もメルカリなどでは高値で取引されています。

自分も「リオン ステファノティスと一番星」と「イザベラ・ヨークと花の雨」の2冊しか持っていませんので、いつか残り2冊が公式から発売されないかと待ち望んでいますが、出る気配がありません。。。

ちなみに今回の劇場版の公開にあわせて2020年9月18日(金)から配信が予定されているとのこと。こちらも観なければ。

大期待の『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

あいしてるってなんですか?かつて自分に愛を教え、与えようとしてくれた、大切な人。会いたくても会えない。永遠に。手を離してしまった、大切な大切なあの人。代筆業に従事する彼女の名は、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。人々に深い、深い傷を負わせた戦争が終結して数年が経った。世界が少しずつ平穏を取り戻し、新しい技術の開発によって生活は変わり、人々が前を向いて進んでいこうとしているとき。ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、大切な人への想いを抱えながら、その人がいない、この世界で生きていこうとしていた。そんなある日、一通の手紙が見つかる……。

公式サイト http://violet-evergarden.jp/

2度の公開日延期を経て、ついに公開される『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。本日から映画館の席が予約できるので、夕方にチケットを取ろうとしたら、初回は既に満席完売!!

2020/9/15 18:30頃の予約状況

仕方ないので二重◎印の夕方の回に。

それでも中盤の良い席は、ほぼ完売状態。大人気っぷりが伺えます。

今回も入場者特典の書き下ろし短編小説冊子3種がランダム配布されるようですので、それもあっての初日の混雑ぶりかもしれません。

ツイッターを見ると朝から夜まで5回鑑賞という猛者も。

何はともあれ、改めて振り返ってみると『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』への期待が膨らみます。金曜日が超楽しみ♪タオルを持って劇場に向かいます。

映像配信サービスについて

本作品は、アニメ版以外については、まだ映像サブスクサービスでは、配信されていませんが、この手のアニメ映画を観るのもU-NEXTがオススメです。ウチは、他の映像配信サービスは、Netflix、Amazon prime、Disney+に、加入していますがU-NEXTでしか配信されていない作品も大変多く、利用頻度高いです。月額2,189円とやや高めの価格設定ですが、ポイントで映画館クーポンが発行できるため、劇場で月1本程度は必ず映画観る派の方は、全然高くないかと思います。

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